いくつかの質問と回答

■ウルルとカタジュタは、何故砂の上に突き出ているのか?

これは、多分、これらの巨大な岩の塊についての最も一般的な質問だろう。我々は沢山の答えを持っているが、それはすべてではない。理由のいくつかは、少なくとも、より古い古生代岩石層とウルル粗砂岩層、マウント・ークーリー堆積岩層の間の、堅さと侵食に対する抵抗力の違いに関連している。地質断面図と立体地質マップで見られるように、ウルル粗砂岩層とマウント・クーリー堆積岩層は両方とも、抵抗力の弱い古生代岩石層に対して、南の縁に沿って断層を生じている。ウルルでは、古い岩が北東方向にあり、若い岩がは南西方向にある。それらは粗砂岩より抵抗力の弱い岩だから、直立したウルルの特性は部分的に解明されている。より大きな難問は、ウルル粗砂岩層が砂の下に延びていると我々が信じている、北西側である。おそらくここでは粗砂岩層は、より強く裂け目のある構造になっているから、風化や浸食の影響をより受けやすい。逆にいえば、ウルルそのものに大きな裂け目がないということは、風化や浸食に大変強く、裂け目の多い粗砂岩よりゆっくりと磨り減っていったということを意味している。

ウルルのように、カタジュタは、より抵抗力の少ないより破砕された岩石に対して、南の縁に沿って断層を生じており、南西側でもその可能性がある。カタジュタ、ウルル、マウント。コナーは、すべて分水嶺であった部分に横たわっており、(例えば、3億年前から現在までの間のある段階で、全ての地域が周囲より高い起伏からなっていて)、流れは多分南北の方向に流れ去って、結果的により抵抗力の強い岩の孤立した固まりを残したのであろうと論じられている。しかしながら、礫岩層は、北東方向では15km、北西方向では40kmにもわたって砂の下に存在し、その一部だけが、依然として、高い丘として生き残るに充分な、風化や浸食に対する抵抗力を持ち続けている。大きないくつかの裂け目がカタジュタにあるが、それらは広く間隔が開いている。それらは、大きなドーム状の形をした塊の形成に重要な役割を演じている。カタジュタの断層のある南の縁の近くでは、裂け目は狭く、ドームはずっと小さい。答えていない質問は、北東と北西の礫岩層が何故高いドームを形成していないかである。

■ウルルとカタジュタは、砂の下にどのくらいまで広がっているのか?

ウルルは、あの人気のある姿が我々に信じさせているような巨大な石ではない。巨大な垂直の岩のスラブ(厚板)は、僅かにその露出した先端だけがウルルであって、断面図に示すように、地殻の不可欠な部分として、周りの平原の下に多分数km広がっている。

褶曲したウルル粗砂岩層が延びている実際の深さは測ることはできない。一方で、カタジュタの下に延びている礫岩層の深さは大変よく分かっている。マウント・オルガの頂上にある礫岩の層は6kmの厚みをもったマウント・クーリー礫岩層の頂点近くにあるから、我々は、礫岩が、頂上の下6km、マウント・オルガとオルガ峡谷の近くの平原の下5.5km、そして風の谷の辺りでおそらく5kmちょっとまで延びていると予測することができる。